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オンラインニュースレター:2015年8月号

2015年8月号



班会議に参加して (e01)

長澤 丘司(京都大学 再生医科学研究所)

平成27年度の班会議は、7月に広島市平和公園内の、代表的な近代日本建築の一つである原爆資料館の隣という、粋な場所で行われました。
2日間、大部分の発表が興味深い内容で、とても勉強になりました。例えば、私たちと近い研究分野での脾臓の髄外造血微小環境を制御する転写因子の話題は印象的でした。
領域研究のよさは、領域の目標に向かうという共通点を持ちながらも参加研究者の研究内容や方向性、進め方が多様であること、多様な研究者の出会いによる忌憚のない意見交換であることを再認識できました。また、画期的な成果は必ずしも多くなかったかもしれませんが、大部分が着実な研究で、これは、我が国が誇る重要な研究姿勢であると思いました。
世界的には、根拠が十分でなくとも派手なことを主張する研究が少なくありませんが、その多くが10年くらい経つと否定されるか忘れ去られてしまいます。
したがって、特に若い研究者の皆さんには、焦らず、慎重な研究を進める中での大きな本物の発見を狙ってほしいと思います。
評価する立場の方も、そのような研究を見抜き、短期的成果がなくても我慢して応援してほしいと思います。
免疫四次元の研究分野には取り組むべき謎が多く残っていると思いますが、着想と解明は容易ではありません。
本領域研究が、本物の発見への挑戦が持続できる研究環境作りに役立つことを願います。

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第4回班会議・第3回サマースクールに参加して (e02)

片貝 智哉(新潟大学大学院医歯学総合研究科)

昨年9月に関西医科大学から新潟大学に異動いたしました。これに際して本領域の先生方には何かとお世話になる機会が多く、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。また、今後とも何卒よろしくお願いいたします。昨年の岩手で行われた第3回班会議・第2回サマースクールに参加した後、慌ただしく異動の準備を進め、8月下旬に長らく過ごした関西を後にしました。新潟に移ってからも息つく間もなく、研究の立ち上げや講義の準備、雑務などに追われ、あっとう間に1年が過ぎてしまったというのが実感です。そんな中で、今年も班会議とサマースクールが近づいてきたとき、私にとってそれが特別な意味を持っているように思えました。この1年を振り返る良い機会になったということもありますが、何よりも「免疫の場」という視点を共有できる研究者の方々が集結する貴重な場であり、最新の情報を見聞きすることで大いに刺激を受けながら他の集会では得られない充実感を味わえるからです。このような機会はなかなかないことから、私の中で年に一度の班会議の場が重要な位置付けになっているといえます。さらに、私自身が異動の前後で領域から多大なご支援を受けていることは言うまでもありませんが、班員の先生方からもさまざまなご支援・ご助力をいただき、真にこの領域に「育ててもらっている」という気持ちが益々大きくなっています。感謝の気持ちに加え、本領域の存在が大変心強く思えてなりません。
さて、今回広島で開催された班会議・サマースクールへの参加を通して感じたことは、一言で言うと「深まってきた」ということです。広島平和公園内の国際会議場という粛然とした場で行われた班会議では、領域発足時から今年で4年目となる先生方は当初の目標に向けてより一層研究内容を深めておられるという印象を強く受けました。異動にかまけて研究に遅れを生じさせている我身にとっては、尻を叩かれる思いです。また、今年は多くの公募班員の方々が新たに加わり、より広がりのある内容で魅力的な研究提案も多く、全体として領域の深みが増したように思います。各グループ間の繋がり・連携がさらに強化されれば、素晴らしい成果が生まれるのではないかと感じました。私個人としては、茂呂先生が発表されたILC2が活躍するFALCという脂肪に囲まれた組織のストローマ細胞がいったいどのようなものか、頭から離れませんでした。また、Tlx1が規定する脾臓ストローマ細胞群に関する後飯塚先生のご研究はいつも心惹かれるものがあります。総じて刺激溢れる班会議でした。
宮島の厳島神社のすぐそば、国民宿舎みやじまの杜という、こちらも類稀なロケーションで開催されたサマースクールでは、各グループの若手による研究討論会、名古屋大学・宮田卓樹先生による招待講演、PIトーク、自由討論会、夜と、タイトなスケジュールではありましたが、濃密な時空間を満喫しました。特に研究討論会をはじめとして全体的に感じたのは、若手にも領域の特色・独自性の視点が着実に定着しているように思えたことです。サマースクールのような企画を続けている成果なのではないでしょうか。活発な議論を先導した若手の方々を大変頼もしく感じました。また、招待講演では宮田先生の徹底的に細部にこだわったご研究が圧巻でした。個人的には、いつも目の前に立体的なタンパク質があるかのように新鮮な驚きを与えてくださる高木先生のお話をまた聞けてよかったことと、「夜の部」が本丸の門を開放していたことが印象に残っています。若手の皆さん、もっと「夜の部」に参加しましょう。ちなみに、貴重な自由時間には名物の牡蠣料理を堪能した後、数人の先生方と弥山山頂への登山を試み(もちろんロープウエーを利用)、絶景を楽しみながらも私自身は日頃の体力不足が祟り悲鳴を上げる力も失われていました。(松田先生が麓から徒歩による往復登山を達成されたことをここに書き記し、讃えさせていただきます。)
以上、2つの世界遺産に隣接した至高の「場」をセッティングし、議論を大いに促進された高濱先生の采配の妙に感銘しながら、それにどっぷりと浸かることができた4日間でした。この経験を一年の糧として、自身の研究も深めていければと思います。

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第4回班会議およびサマースクールに参加して:環境が細胞に与える意味 (e03)

梅本 英司(大阪大学医学系研究科・免疫制御学)

広島での7月1日〜2日の班会議、続いて2日〜4日のサマースクールに参加させていただきました。4日間ぶっ通しのタイトな日程はしんどいところもある反面、普段これだけまとまったテーマで発表を聞くことは限られているので、ひとつひとつの発表とその背景について、深く考えることができ、有意義な時間を過ごしました。特に、免疫四次元ダイナミクスの領域を意識した議論が活発に行われ、視点の共有という意味でも貴重な機会だったと思います。
この領域では言うまでもなく、免疫細胞そのものに加え、免疫細胞を支える「場の役割」が重要な主題のひとつです。そのような中、今回、私が自分の中で意識させられたキーワードはアフォーダンスという概念です。これはもともと心理学者のジェームズ・ギブソンによってつくられた造語であり「環境が動物に与える意味」になります (afford = 与える・提供する)。例えば、ギブソンは、陸地の表面がほぼ水平で、平坦で、十分な拡がりを持っていて、その材質が固いならば、その表面は我々の体を支えることをアフォードする、というようなことを述べています。私たちは意識的にせよ無意識的にせよ、環境から何かしらの意味を受け取っていて、その意味を積極的に活用するともいえるし、逆にその環境の意味に行動が制約されているとも言えます。人間が動くには重力が大事ですが、水中の微生物が動きまわるには重力よりも周囲の水の粘性のほうが大きな意味を占める(らしい)。
名古屋大学・宮田卓樹先生のサマースクールでのご講演は目の覚めるような切り口でした。大脳皮質の形成過程において、脳の中心に近い領域で分裂した神経細胞は密な環境の中でどのように脳の表面方向に移動できるのか、ひとつの答えは、母細胞は分裂するときに一度膨らむことで環境を押しやり、この蓄積した弾性力を、分裂後に自分自身が伸張するときの起爆剤に使うとのこと。つまり、混雑した空間は、神経細胞の伸張に意味のあるアフォーダンスということになります。
身体の中で免疫細胞の周囲には、いわゆるストローマ細胞や他の免疫細胞が存在します。もちろん、そういった細胞は臓器や組織によって異なり、組織特異的な微小環境を創り出します。そのような組織特異的な微小環境は独特のアフォーダンスを免疫細胞に与えることでしょう。実際、2次元と3次元ではリンパ球の運動のしかたもそのときの分子機序も異なります。環境はいかに免疫細胞をアフォードするのか、そんな視点をもって、生体で実際に起きていることを明らかにしていきたいと思うところです。

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広島での班会議に参加して (e04)

早坂 晴子(近畿大学 理工学部)

今年の班会議は、まだ本格的な夏が到来する前の平和公園内国際会議場で開かれました。4月に赴任したばかりの職場で講義と学生実習の準備に明け暮れていた私にとって、7月の班会議は久しぶりにアカデミックな討論に参加できる場でありました。第一線の班員の先生方のトークはどれもすばらしく、各研究テーマが免疫システムを「場」から理解するという点で同じ方向を向いており、さらに研究対象とする組織は違ってもお互いの研究がネットワークを形成していることに感動しました。これはまさしく、領域のテーマである「高次の機能的ネットワーク」そのものでした。特に、組織幹細胞や前駆細胞の分化に関するテーマと加齢に伴う組織微小環境の変化に関するテーマは興味深く、加齢やストレスで衰えた免疫機能を回復することによる「若返り」が近い未来に実現するのではないかと感じました。また、一日目最後の河本先生による総括班特別講演では、がん免疫の問題点と将来展望をわかりやすく解説していただき、がん免疫を正しく理解する事の重要性を改めて認識しました。
今回、第一線で免疫組織を研究する先生方のトークや活発な討論にふれ、自分自身がこの領域に班員として貢献したいという思いを新たにしました。また会議の合間に平和公園と平和記念資料館を訪れることができ、広島をより身近に感じる事ができました。この時期に広島という地で会議が開催された意味を考え、この班会議で得たものを研究者・大学教員としての将来に活かしたいと思います。

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ストローマと若手 (e05)

松田 達志(関西医科大学 附属生命医学研究所)

本年度から本領域に加えていただきました、関西医大の松田です。本領域の班会議・サマースクールに参加するのも今回が初めてで、緊張しながら広島行きの新幹線に乗り込みました。
広島平和公園内の国際会議場で行われた班会議で、緊張感を伴った研究発表・討論に度肝を抜かれた後は、宮島で行われたサマースクールにおいて、研究哲学や社会に対するサイエンスコミュニティーの責任といった、本質的ではあるけれども普段は意識しないような内容から、最近の学生の結婚観に至るまで、非常に幅広い「議論」の波間を漂い、色々な意味で充実した3日半を過ごすことができました。
その中で印象に残ったのは、領域代表の高濱先生が「若手の育成」を領域の目標として掲げ、それを実践していらっしゃる姿でした。私も、ずいぶん前になりますが、学会の懇親会の折に、高濱先生が「質問するためにマイクの前に立つときは今でもドキドキしますよ、当たり前じゃないですか」とおっしゃるのを聞いて、質問に立つハードルが下がったのを覚えています。今回の班会議・サマースクールを通じて、ストローマの語源が、何かを「包み込んで」「支える」という意味であることを知りましたが、本領域のシニアの先生方は、まさにストローマとして後進に接して下さっているように感じました。
私自身は未だストローマとして立つ器量はありませんので、本領域に参加させていただいている間は「若手」として甘えさせていただき、少しでも大きく育つことができるよう精進したいと思います。今後とも宜しくお願い致します。

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免疫四次元空間ダイナミクス 班会議に参加して (e06)

幡野 雅彦(千葉大学大学院医学研究院)

今年度より新学術領域免疫四次元空間ダイナミクスに公募班員として参加させていただいています。さっそく7月1日〜2日にかけて広島平和記念公園内の国際会議場で開催されました班会議に参加いたしました。前日新幹線の火災という前代未聞の事故があり予定より大幅に遅れて雨の中広島に到着しどうなることかと思いましたが、班会議当日は梅雨の晴れ間がのぞき会議開始までの朝の時間、平和記念公園から原爆ドームへと散策をしながら改めて平和な中で自らの興味と好奇心に根ざした研究に没頭できることの幸せを感じました。班会議は免疫四次元空間ダイナミクスという名の通りその守備範囲も多岐にわたりすべての分野をフォローするのは大変でしたがそれぞれの分野における最先端の研究発表・討論があり非常に興味深く参加させていただきました。私は「腸管神経による免疫系・上皮系バリア及び腸内フローラ制御」の研究課題で発表させていただきました。今回のテーマは私が留学中にT細胞白血病染色体転座部位からクローニングしたHOX11(TLX1)の相同遺伝子Ncx (Tlx2, Hox11L1)を帰国後クローニングして作製したノックアウトマウスにはじまります。20年以上も前のことで今でこそ外注や共同研究でノックアウトマウスの供与・譲渡を幅広く行っていますが当時はマウスを作る研究室も多くはなく自前でシステムを立ち上げ作成しました。幸いにして腸管神経細胞の増加をともなうヒトHirschsprung病類縁疾患モデルマウスということで論文発表しましたがその後20年間は免疫学とは無縁のマウスでした。ところが数年前に腸炎を自然発症することまたDSS腸炎に感受性が高いことがわかり腸管神経細胞・腸管バリア機構・腸内細菌叢・腸管免疫をキーワードとして研究を進めこのたび本研究班に加えていただきました。腸管は上皮細胞を隔てて腸内細菌をはじめとする外来抗原と免疫細胞が共存しさらに第2の脳と呼ばれている腸管神経細胞が複雑なネットワークを形成しておりこれらの相互作用を研究するには格好の場といえます。班員の皆様方には今後共同研究の相談などで連絡させていただくこともあるかと思いますがよろしくご指導お願い申し上げます。

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広島・宮島での班会議・サマースクールに参加して (e07)

竹ヶ原 宣子(大阪大学免疫学フロンティア研究センター)

広島は高浜先生がおっしゃられていたように、まさにモニュメントです。多くの方にとってこれまでに訪れたことのある地だと思いますが、私は今回の班会議で初めて広島を訪れることとなりました。この意味でも、今回の班会議は私にとって印象深いものとなりました。
私はかつて免疫応答の研究に従事していたものの、ミエロイド細胞つながりで、今はすっかり骨を溶かす破骨細胞の研究にシフトしました。このような私が免疫4次元空間ダイナミクスの班会議で、免疫のスペシャリストの先生方に加わって研究発表するということは、少なからず緊張するものでした。しかし班会議では、班員の先生方の“濃い”免疫研究に触れることができ、自分の拙い想像力を刺激され、とても勉強になりました。骨と免疫の相互作用の実態、特に生理的状況下での実態は未だ明らかではありません。班会議での刺激を今後に活かし、研究を遂行していこうと意を新たにしました。
広島での班会議に続いて、世界遺産である宮島でサマースクールが開催され、図らずとも世界遺産を訪れる好機となりました。サマースクールで設けられた5分間プレゼンテーションは、事前準備の時点で「ちょっと難しいのでは…」と思っていました。しかしながら発表者全員がきれいに5分にまとめており、時間を超過した自分としては冷や汗をかきました。5分は短い反面、集中して討論することができたと思います。また、夜の討論会で河本先生、宮坂先生が提起された問題はいずれも大変印象深く、考えさせられました。サイエンスをしていく上での公正性、またサイエンスで得られた結果を一般社会へ正しく伝えていくということの難しさを改めて認識しました。
サマースクールでは、日常お会いすることのない研究者の方々と交流する大変良い機会だったと思います。宮島の自然やおいしい特産品を一緒に満喫し、非日常の経験を共有したことは、連帯感を強める結果になったと思います。とても有意義な3日間でした。
最後に、運営を担われた高浜先生、そして高浜研の皆様に深く感謝申し上げます。

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班会議・サマースクールに参加して (e08)

金谷 高史(理化学研究所統合生命医科学研究センター)

本年度より公募研究の班員として班会議およびサマースクールに参加しました。これまで私にとって新学術領域研究の「班会議」というものは敷居が高く遠い存在でしたが、今回班会議に参加したことで新学術領域研究の位置づけを多少なりとも実感できたのではないかと思っています。他の研究計画と単純に比較することはできませんが、研究目的が明瞭である、その道のエキスパートから具体的な問題点を指摘してもらえる、共同研究を計画しやすい環境である、といった点においてアドバンテージがあると考えております。もちろん討論の時間では非常に活発な意見交換が行われており、こういった討論に積極的に参加することによって研究者としてのアイデンティティが培われていくものと改めて感じました。一方でアンケートのコメントに「若手からの質問は少ない」との指摘もありました。これは自分にとっても耳が痛い話であり、今後の課題とさせて頂きます。サマースクールの自由討論およびPIトークは、私にとって研究者としての姿勢を鑑みる良い機会となりました。来年度も同様な機会があると思いますが、その際に今年感じたことを少しでも消化できているよう研究に取り組みたいと思います。
最後になりますが企画、運営をしてくださった高浜先生および徳島大学の皆様に深く御礼申し上げます。

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第4回班会議と第3回サマースクールに参加して (e09)

門松 毅(熊本大学大学院生命科学研究部)

今年度から公募班員として参加させて頂くことになり、広島市の平和公園内にある国際会議場で行われた班会議に参加しました。班会議では、各班員がそれぞれの研究の進捗状況や研究計画についての発表を行い、活発な議論が行われました。もともと免疫学のバックグラウンドを持たない私にとっては、全ての発表内容が新鮮で大変勉強になりました。ストローマ細胞に焦点した免疫システム研究の奥深さを実感するとともに、各班員の先生方の研究内容や研究手法の多様性に感銘を受けました。今回の班会議で頂いたアドバイスや得た知識を最大限自身の研究に還元し、研究を進めて参りたいと思います。
広島市内で行われた班会議に引き続いて宮島で行われたサマースクールにも参加させて頂きました。広島市内から宮島への移動は、原爆ドームのすぐ近くから乗船できる遊覧船を利用しました。遊覧船は広島市内を流れる太田川を下り、広島湾に出た後、宮島へと向かうものでした。川を下る際はあまり揺れることもなくのんびりとしていましたが、広島湾に出てからは船のスピードがアップしたのと波の影響でなかなかの揺れを感じながら宮島に到着しました。宮島は初めてでしたので、厳島神社や参道、宮島グルメを楽しむことができました。サマースクールでは、大学院生や若手研究者の発表を中心に、自由討論会や宮田先生の招待講演、PIトークが行われ、非常に濃密で充実した時間を過ごすことができました。また、大変盛り上がった高浜先生のお部屋での交流会も含め、若手とシニア研究者の貴重な交流の場として、サマースクールは大変有意義なものであったと感じています。
最後に、班会議とサマースクールの準備や運営を行ってくださいました高浜先生の研究室の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。また、今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

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免疫四次元の研究領域に参加して思うこと (e10)

久保 允人(東京理科大学 総研機構生命医科学研究所/理化学研究所 統合生命医科学研究センター)

この度、免疫四次元の公募班に加えていただきありがとうございました。班会議に参加させていただき、以前の免疫特定班でご一緒させて頂いた先生方や、興味の対象が似通った先生方と直接お会いして情報を交換できる機会を目の当たりにして、このような研究班の重要性を改めて感じました。
私の研究室は免疫反応において情報伝達ツールの一つとして働く液性因子サイトカインに拘って研究を行ってまいりました。その一連の研究過程の中で 今回の公募研究で採択して頂きましたE4BP4と言う時計制御に関わる転写因子に行き着きました。E4BP4はもともとT細胞ではIL-3の産生を制御する分子と言うことで、NFIL-3とも呼ばれています。T細胞系列を用いた発現解析では、特にTh2細胞で高い発現があることが知られていましたが、その意義については長い間良く分かっていませんでした。我々はTh1細胞がTh2サイトカイン、IL-10やIL-13を産生することに注目し、E4BP4はIL-10やIL-13遺伝子に対して転写因子としての発現制御に関わることを明らかにしました。その際作成したE4BP4欠損マウスでは、リンパ節は正常であるにもかかわらず、腸管の免疫器官であるパイエル板の数だけが減少していること気がつきました。これがきっかけになって、E4BP4がNK細胞を含めた自然リンパ球の分化過程でリンパ系組織形成に共通に働く転写因子Id2の発現制御に関わることが分かってきました。しかしながら、Id2の欠損はほとんどのリンパ節が無くなるのに対し、E4BP4欠損の表現系はパイエル板にしか見えません。従って、未だに何故E4BP4の欠損による影響がパイエル板だけに現れるのかは不明のまま残されたままなのです。今のところこれと言ったアイデアは現状ありませんが、この2年間で何かしらヒントを見つけていきたいと考えています。
また、E4BP4は従来から時計制御に関与する分子として報告されてきました。時計機能については、E4BP4がショウジョウバエで時計機能をもつvrillrと非常によく似た塩基性ロイシンジッパー構造を持つことからも予想されています。しかしながら、欠損マウスの解析からは、それを裏付ける証拠は得られておりませんが、体内時計とTh17の関係に関与することが報告されています。この2年間で体内時計との関与についても何かしら新しい切り口が見つけられればと班会議に参加して改めて思い直しました。

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第4回班会議と第3回サマースクールに参加して (e11)

菊田 順一(大阪大学大学院 医学系研究科 免疫細胞生物学)

この度、「免疫四次元空間ダイナミクス」の第4回班会議と第3回サマースクールに参加させていただきました。新学術領域そのものに参加するのが今回初めてで、班会議での発表も初日の最初のセッションだったので、雰囲気が分からず緊張しましたが、先生方に的確な御指導をいただき、大変勉強になりました。今回の班会議が行われた広島国際会議場は平和記念公園内にあり、小学校の修学旅行以来、原爆ドームを見ました。戦後70年という節目の年に戦争の爪痕を見ると、感慨深いものがありました。普段何気なく研究をしていますが、平和の有難さを改めて実感しました。
後半の宮島でのサマースクールは、若手中心で全員が発表するというプログラムでした。こちらも自分の発表が最初のセッションだったので、あっという間でしたが、その後の討論は楽しく参加させていただきました。宮田先生の講演は、大変分かりやすく、興味深く勉強させていただきました。河本先生と宮坂先生の自由討論会やPIトークも、普段聞けない話を聞くことができ、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
4日間を通して、常にディスカッションが活発で、各方面で御活躍されている先生方に囲まれて、非常にたくさんの刺激を受けました。今後、さらにこの領域に貢献できるように研究に精進していきたいと思います。
最後に、班会議とサマースクールの準備、運営をして下さった、高浜先生をはじめ関係者の皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

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第三回サマースクールに参加して (e12)

高田 健介(徳島大学 疾患プロテオゲノム研究センター)

早いもので免疫空間ダイナミクスサマースクールも3回目の開催となりました。高浜研のスタッフとして、毎年、運営に携わる機会をもらっています。今回はマイクの数が足りず、急遽、カラオケマシーンを引っ張りだして発表用マイクにしました。これもまた、サマースクールらしいということでご勘弁いただければと思います(個人的には宴会場に座布団という3年前のスタイルも捨てがたいです)。回を重ねるごとに言葉を交わす知り合いが増えるためか、今回は初日から打ち解けた雰囲気で活発な議論がされたように思います。視点の共有という目標にはまだ課題が残されているかもしれませんが、少なくとも、幅広い分野の若手が集まり、学会とは違ったリラックスした雰囲気で自由に議論ができる場としては定着したのではないでしょうか。今回の新たな試みが、若手研究発表やPIトークをすべて発表5分質問5分の計10分にするという高浜先生のアイディアでした。聴く側の集中力には丁度良いのですが、発表する側は大変です。あらかじめかなりの情報が共有されている専門家の集まりならまだしも、研究分野も研究経験も多様な聴衆を相手に5分で自分の研究をアピールするというのは難しく、どういう話の展開にしたら良いものか、かなり思案しました。マニアックにならぬよう気をつけたつもりでしたが、やはり危惧した通り、自分が意図したメーッセージを充分に伝えらず、大変勉強になる経験でした。最後に、開催にご協力いただきました皆様にこの場をかりて感謝申し上げます。

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免疫四次元空間 班会議・サマースクールに参加して (e13)

三井 優輔(基礎生物学研究所)

2年ぶりに班会議およびサマースクールに参加させていただきました、基生研の三井 優輔(みい ゆうすけ)と申します。今回のサマースクールでは少し毛色の違う話ですが、分泌性蛋白質Wntの細胞レベルでの局在と細胞極性の話題でお話させて頂きました。ほぼ全員が免疫学のバックグラウンドをお持ちの免疫四次元の場に来ると、自分のバックグラウンドが発生学であるということを否応なしに意識させられる訳です。しかし一番参加している学会が「日本発生生物学会」で現在の所属が「分子発生学研究部門」であるにも関わらず、実は私は発生学に苦手意識を持っています。思えば学部生の時に分子生物学や生理学の講義は面白いと思った一方、発生学の講義は何故かあまり頭に入ってこなかったものです。その理由を考えてみると、遺伝子Aのミュータントでは表現型A’が見られる、といった遺伝学的な考え方があまり好きではない、或いは物事の理解の仕方として不十分と感じるからかもしれない、と最近になって思うようになりました。当然ながら遺伝学というのは極めて論理的、かつ厳密な手法で、本当に数えきれないほど多くの重要な発見が遺伝学によってもたらされたことは全く異論がありません。しかし遺伝子Aと表現型A’の間に巨大なブラックボックスが存在しているのもまた事実です。物事を理解しようとしたときに理解できた気になるのはその現象より一つ下の階層のレベルの現象で説明可能な場合ではないかと思います。そこで私は遺伝学では分からないこととして、蛋白質の挙動を見ながら細胞の形態・挙動をサブ細胞レベルのイベントで説明したいと思っております。その点、分泌蛋白質は多細胞間のコミュニーケーションに関与する訳で、細胞の集合として上の階層である組織や胚の形づくりへも繋がる理解を目指す所存です。今回のサマースクールでは宮島の素晴らしいロケーションで、多くの出会いがあり、先生方や同年代の参加者から大いに刺激を受けました。高濱先生をはじめ運営に関わられた高濱研の皆様、他の参加者の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

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班会議(広島)と若手サマースクール(宮島)に参加して (e14)

松永 幸子(大阪大学蛋白質研究所)

免疫四次元班会議&サマースクールは今年で2回目の参加でした。一昨年の京都&徳島の会に参加した際の自身のノートを持ち込み、広島国際会議場へ。しかし、やはり、初っ端で躓きました。ILC (innate lymphoid cell) って何だろう。Aire (autoimmune regulator) ってどんな分子?繰り出される知らない単語や略語の数々に班会議一日目で圧倒されてしまいました。とにかく分かる範囲でメモって、また宿題の山。めまぐるしく発展している免疫学に驚き、まだまだ異分野の壁は厚いものだと感じました。
引き続き開催された若手サマースクールは、宮島という世界遺産の地で。「人と神々が共に生きる島」というキャッチコピーそのままに、自然が多く残り、日本古来の文化を強く感じる土地でした。自由時間では軽いハイキングのつもりでロープウェイに乗り、汗ダクダクの登山になってしまいましたが、原生林の残る宮島を堪能しました。こんなに自然や文化に囲まれつつ勉強するサマースクールは他にありません。非常に贅沢な時間を過ごさせていただきました。
この会に参加する度に、免疫学初心者の私が免疫四次元に対して何が出来るだろうか、自身の研究(構造生物学)の存在価値はどこにあるだろうか、と考え悩みます。とりあえず、自身の研究の魅力を最大限分かりやすく伝えることと、精一杯その時を楽しむことかなと思い、今回も参加させていただきました。全員とお話しすることはできませんでしたが、初めてお会いする人や異分野の人と話すことは良い刺激になりますし、先生方から様々なご質問やご意見を賜り、今年もまた実りある経験となりました。どうもありがとうございました。

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2回目のサマースクールで感じたこと (e15)

池渕 良洋(大阪大谷大学薬学部)

昨年度、岩手県で開催されたサマースクールでは学生さんからシニアの先生までたくさんの方々と自由な討論を行えたため、今回の宮島でのサマースクールも非常に楽しみに参加させて頂きました。昨年度は初めての免疫領域の研究会への参加だったので、緊張と共に「勉強させて頂く」という姿勢で臨んでおりました。今回は、「自分の意見を言う」ことを目標に議論に参加したつもりでした。ところが、5分の極短の発表時間にも関わらず、皆様素晴らしいデータを発表され、結局意見というよりはわからない箇所を質問するといういつも通りの流れになり、まだまだ修行不足だなと実感致しました。このようなチャレンジをしようと思えるのも、サマースクールの良いところだと感じております。
異分野の方々と交流できることも非常にサマースクールの楽しみにしている点です。今回の場合は、特に招待講演の内容が印象的で、まさに異分野の技術や思考法を持ち出した研究には興奮しました。免疫学をもっと魅力的な領域にするためには異文化交流は必須であり、サマースクールはそのきっかけに最適な場であると思っております。
私は、研究に限らず、ヒトと違う道を進もうとする性格のようで、上司である戸村先生から道を外れ過ぎないように注意を受けます。今回の私の発表に対して様々な有り難い意見を頂戴しました。その意見を聞いてやはり王道を外し過ぎてはいけないなぁと思う自分がいる一方で、皆様の素晴らしい発表とDiscussionを聞くとやっぱりこのヒト達とは違う道を行かないと闘えんと思う自分もいます。タバコをプカプカしながら、夜中の宮島の海岸を一人フラフラ歩き、二人の自分がアッチコッチしましたが、未だに結論はフワフワです。このように、たくさんの方々の意見をもらうことができ、自然の中でたくさん考えることができるこのサマースクールは最高の会だと思います。ぜひ来年も楽しみにしております。最後になりましたが、この素晴らしいサマースクールの運営を行ってくださる高浜研究室のスタッフの皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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宮島の四次元時空間でのサマースクール (e16)

佐藤 郷介(京都大学大学院医学研究科)

広島・宮島での第3回サマースクールに参加いたしました。予てからサマースクールの盛況ぶりを伺い関心を抱いたため、本研究室の先生方にお願いして参加させていただくこととなりました。
宮島は以前から訪れたかったところであり、到着早々に大鳥居まで歩いたり鹿と戯れたりと干潮の宮島を楽しんで普段のラボ空間を忘れてリフレッシュした後に会場へと向かいました。
多くの著名な先生方と過ごした三日間は非常に濃密でした。学会とは違ってフランクでリラックスできる雰囲気でありながらも活発で鋭い質問の飛び交う議論は刺激的で、普段の研究の中では触れることのないイメージング分野の研究にも触れて視野を広げる機会ともなりました。さらに先生方と近い距離感で昼夜を問わず交流させていただき多くのことを学ばせていただきました。
何よりも参加して良かったことは私自身の発表について多くの意見を頂けたことでした。現在取り組んでいる研究の形が徐々にできつつあり、もっと様々な意見を伺う機会を得たいと考えていたため、今回は絶好の機会となりました。また、応援のお言葉もかけていただき今後のモチベーションにもなりました。
この度は、「班宝」として若手奨励賞を賜り大変光栄に存じております。班宝の名に恥じぬよう、よい研究を目指してこれからも研鑚を積んでまいります。最後になりますが、サマースクール運営にご尽力くださった先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。

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班会議とサマースクールに参加して (e17)

的場 京子(大阪大学 蛋白質研究所 分子創製学研究室)

広島平和記念公園での班会議と、それに引き続き宮島でのサマースクールに参加させていただきました。どちらの地も小学校の修学旅行以来、人生で2度目の訪問となりました。また、ちょうど会議の前月に息子が修学旅行で平和記念公園を訪れており、土産話などであらかじめ広島の予習ができたのでとても楽しみにしておりました。少し浮かれた気分で広島駅に到着しましたが、会議場に向かうタクシーの窓越しに見えた原爆ドームにまず圧倒され、急に身が引き締まる思いがいたしました。国際会議場で行われた班会議では、タイトなスケジュールの中、非常に熱いディスカッションがなされ、単に科学に対する質問やコメントだけでなく新学術領域での研究の位置付けを強く意識させるような促しが随所にあり、新学術領域ならではの会議である事を強く実感いたしました。免疫から離れた分野で研究に携わってきた私にとっては、班会議の内容はいずれも難解なもので、特に、今年度より新しく公募班で参加された先生方の御講演は初めて聴講する内容だっため、聞き漏らさないよう必死にノートをとりつつ話についていくのに精一杯でした。
頭がパンク気味になった2日間の班会議終了後、広島名物のお好み焼きを堪能してから、記念公園より出航している観光船に乗りサマースクールが開催される宮島に渡りました。さすが世界遺産というだけあって外国人の多さに驚きつつ、美しい風景を眺めながらのんびりと途中厳島神社に参拝もして会場に向かいました。夕方から早速始まった研究発表会では、発表5分、質疑応答5分という大変厳しいプレゼン条件だったにも関わらず、ほとんどの発表者が大幅な時間超過もなく、しかも手の込んだスライドで密度の濃い発表をされていました。班会議で既にパンク寸前になった頭に更に負荷をかけるという研究発表会に対して、自由討論会では河本先生や宮坂先生の楽しいお話に声を出して笑い、張り詰めた頭のガス抜きをさせていただきました。今回、初めてサマースクールに参加させていただきましたが、班会議には参加されていなかった若手研究者の方との交流や(特に同室になった方には大変お世話になりました)、緩急のついたプログラムの中でのシニアの先生方のお話に大変刺激を受けました。
最後になりますが、この度は名誉ある班宝に認定していただき誠にありがとうございました。研究者としてはまだまだ未熟者ですが、年齢的には若手ではございませんので大変驚き恐縮いたしております。しかしながら、私のプレゼンを聞いた同室の若手研究者の方が、「ネガティブセレクションは何度も聞いたことがあるけど、ネガティブ染色は初めて聞きました。」という面白いコメントを下さいまして、普段、電子顕微鏡を用いた構造生物学に親しみのない研究者の方々に異分野研究を知っていただくきっかけが作れたことは良かったかと思います。有り余る光栄である班宝の名に恥じぬよう、残り少ない期間ではありますが、班会議、サマースクールで受けた刺激を活かして研究に励みたいと思います。

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第3回サマースクールに参加して (e18)

古賀 諭(理化学研究所 統合生命医科学研究センター)

広島県宮島にて行われた第3回サマースクールに参加させて頂きました。今回、初めて参加させて頂きましたが、普段の生活から離れた合宿形式での会合であったため、先生方や同世代の方々と非常に濃密な時間を過ごすことが出来ました。各先生方の発表は、領域研究に対する視点は同じであるものの、非常に多分野にわたる研究についてのお話が多く、自身の実験に対する考え方だけでなく、研究に対する視野を広げることが出来ました。特に、発表5分、質疑5分という限られた時間の中で、自分の研究がいかに本領域を活性化し、貢献することが出来るかを意識して発表を行うことの大切さを勉強させて頂きました。私も未熟ながら発表をさせて頂く事が出来、反省点等はありましたが、貴重な経験をさせて頂きました。討論会では、シニア、若手、大学院生関係なく自由な雰囲気の中、ディスカッションを行うことが出来ました。最近問題となっている研究倫理についての討論では、実験、研究結果に対する誠実さ、忠実さを改めて考えさせられました。発表会、討論会以外の時間にも先生方と自由にお話をさせて頂き、また同世代の方々とも議論を交わす機会もあり、モチベーションを高めることが出来、あっという間の3日間でしたが、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今回、奨励賞に選んで頂き、本当に有難うございました。私自身、賞というものを頂くのは初めてであり非常に感激しておりますが、この賞に恥じぬよう「班宝」として日々の研究に精進し、努力を重ねていきたいと考えております。最後になりましたが、領域長である高濱先生をはじめ、サマースクールをコーディネートして頂いた皆様、このような若手の成長の場を与えて頂き、本当に有難うございました。この場を借りてお礼申し上げます。

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サマースクールに参加して (e19)

香西 美奈(徳島大学 疾患プロテオゲノム研究センター)

サマースクールでの研究発表は、発表時間5分、質疑応答10分という時間設定でした。発表時間と質疑応答の時間が逆になっているのかな…と一瞬思いましたが、その時間設定は間違えではありませんでした。
5分は短いから、6−7分の発表にしようと心の中で密かに思っていましたが、高浜先生からの「5分厳守!!」という指令が下り、私の密かな野望は打ち砕かれました。何が何でも5分で発表するための準備をしました。短時間で、自分の研究内容をピンポイントで伝えるため、スライド作り、発表練習により多くの時間を費やさなければならないことが良く分かりました。5分発表にチャレンジすべく、発表練習を重ねましたが、いざ本番になると緊張し、声はどもり、結局予定時間は、超えてしまいました。
自分に与えられた時間が短ければ短いほど、ポイントをまとめ、それを聞き手に分かりやすく伝えるための入念なスライド作りと発表の準備と工夫を行わなければいけないのだということに改めて気づきました。
サマースクールではほぼ初対面でありながらも寝食を共にすることで、自然と打ち解け合い、研究のことや日々の悩み等を共有しながら仲良くなる事ができました。
国民宿舎から一歩外へでると、世界文化遺産の厳島神社の鳥居を眺めることができる贅沢なロケーションで、充実した3日間を過ごす事ができました。