日々思うこと

2020.01.30腱鞘炎

お風呂に入って鏡に移る自分の姿、特に、大胸筋の見事な「たれ姿」に、学生時代の面影も全くないことに打ちひしがれ、NHKの「筋肉体操」を見て、一念発起で昨年11月頃からまずは腕立て伏せを始めた。昔は、100回でも、200回でもできていたのが、10回したら、腕どころか、腹筋も筋肉痛になる始末。それでも、筋肉体操の先生の言う「筋肉は裏切らない」の言葉を信じて、できる限り毎日、朝と晩に腕立て伏せを続けたところ、かなり持続的に行うことができるようになり、少しだけパンプアップした大胸筋に少し喜びを感じていた。その矢先、右手首に違和感を感じ始め、徐々に痛みが増し、親指を内側に曲げることすらできないようになってきた。典型的な腱鞘炎の症状である。腱鞘炎は安静が第一である。しかし、筋肉も捨てられない。いろいろなところで、加齢はとまらない。。。

2020.01.10第3回統合的がん創薬研究クラスター合同ミーティングの開催

2019年12月9-10日に四国大学交流プラザにて、第3回統合的がん創薬研究クラスター合同ミーティングを開催した。当研究クラスターからは、佐々木卓也先生、坂根亜由子先生、大高章先生、南川典昭先生、小暮健太朗先生、石田竜弘先生(当日欠席)、重永章先生と当研究室から吉丸、松下、私といった班員に、学外から昨年度もご参加いただいた医薬基盤・栄養・健康研究所の水口賢司先生、愛知県がんセンターの井本逸勢先生、神戸大学の島扶美教授と槇野義輝先生、的崎尚研究室の村田陽二先生も遠路お越しいただいた。さらに、今年は、神戸大学から、的崎尚教授、鈴木聡教授、愛媛大学から東山繁樹教授、東京大学から長門石曉准教授にご講演をしていただき、若手からシニアまで活発な意見交換を行うことができた。
 今回も、当研究室助教の松下洋輔が中心となり、クラスター研究の主たる目的である、若手研究者の育成と横断的研究の交流について、活発であったことは非常に有益であった。今回は最終年度での開催となり、これが一区切りとなるが、今後は是非とも、このクラスターから時期クラスタ−も見据えて、大きなプロジェクトとして立ち上げていければと思っている。
 最後に、本合同ミーティングにご参加いただきました先生方、学生の皆様、お忙しい中をありがとうございました。最後に、本ミーティングの準備、運営に非常に頑張ってくれた当研究室員,特に松下君、河上さんに感謝申し上げます。

2020.01.062020年 新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。
最近は、年に4,5回程度の更新しかできておらず、気持ちも実質の時間もなかなか割くことができない毎日です。故に、ここで最近の話題も述べたいと思っております。
 昨年は3月から、医学科3年生の徳田進之助君、布目聖君の2名が研究室配属で研究室に参加となりました。参加当初は、二人ともおどおどした感じで、全く「がん」」というものも知らない状況で研究に取り組んでいましたが、日々少しずつではありますが、成長している姿も見て取れました。彼らには、一人一人に、しっかりとした研究テーマを与え、そのテーマを遂行するにあたって、結果よりも論理的に思考することの重要性を説いてきました。彼らと研究の進捗ミーティングをすると、ほとんど失敗ばかりでしたが、それがどうして起きたのか、それを解決するにはどうすればよいか、次に何を行えば良いか考えてもらいました。わずか半年少しの期間なので、当然十分なものとはなっていませんが、研究の一端は理解してもらえたのではないかと信じております。
 また、昨年10月にマレーシア人のイリ(Ili)さん、続いて11月にはインド人のユバ(Yuva)君がポスドクとして研究室に参加してくれました。ユバとは、以前私が東京大学医科学研究所に在籍していたときからの知り合いです。彼らが参加してから、論文セミナー、プログラスミーティングともに、英語での発表、Discussionとなり、国際色豊かな研究室への様変わりしました。二人とも慣れない環境ながら、毎日頑張っており、一方、研究室員も英語環境にだんだんと慣れようと努力している様が見て取れます。私自身も英語環境は久しぶりで、改めて英語の重要性を身にしみているところです。
 さらに、昨年11月には、同時期に徳島大学に赴任した岡崎拓教授が東京大学に異動されました。岡崎先生とは隣の研究室でもあり、これまで非常に仲良くさせていただいていたので、さみしくなりましたが、ここ数年の業績からすると、そろそろかなあとも思っていたので、驚きはありませんでした。二人で夜遅くまで、よもやま話をして日頃のストレスを解消もさせてもらっておりました。彼は私よりも10歳ほど若いのですが、本当に日頃から、いろいろ刺激を与えてくれました。東大でもさらにご活躍されることを心より祈っております(祈らなくても、活躍されるでしょうが。。)私も負けずに頑張らないと思うばかりです。ここ最近、かなりデータもたまってきているので、研究室員それぞれの研究において良い発表が近いうちにできるものと期待しております。
 昨年は、AMEDの革新的がん事業に採択され、抑制因子活性化を利用する「がんのペプチド創薬」の非臨床試験をスタートさせることができました。多くの先生方のご支援、ご指導によってここまで到達することができました。ここにお礼申し上げます。まだ、これに満足せずにさらに前に進めたいと思っています。
 毎年毎年のことですが、今年も心身ともに健康で、良い成果を上げられるように研究室全員で頑張っていきたいと思っています。本年もどうぞよろしくお願い致します。