研究室紹介
小胞体ストレス応答シグナルによる生命システムの監視とその破綻による疾患発症の原理解明
ポストゲノムの時代を迎えましたが、ゲノム情報が病気の治療に直結するわけではありません。例えば糖尿病など環境要因の影響が大きく、複数の遺伝子が関わる場合は、遺伝子の異常が分かっても病態の解明や治療には簡単に結びつきません。疾患を細胞から個体レベルに至るいくつもの階層で関連しあって進行する多重プロセスとして捉え直し、遺伝情報が発現する各段階を統合的に把握することが病態の解明に必要となります。生体機能分野では小胞体ストレス応答シグナルの解析を通して、今までと全く異なる観点から代謝制御の解明に取り組み、新しい生命現象の理解を目指したいと考えています。
生化学や分子生物学的手法を駆使し、遺伝子改変マウスを用いた個体レベルでの解析を進めることで生命原理の解明に挑みます。
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徳島大学 先端酵素学研究所
生体機能学分野 親泊研究室
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