月別アーカイブ: 2015年7月

高浜洋介

 

Canariae Insulae

カナリア群島のグランカナリア島とテネリフェ島を訪れる機会を得た。群島の名は、小鳥フィンチの一種カナリアの原産地として有名であるが、「博物誌」を著した大プルニウスがグランカナリア島に多くのイヌ(canine)がいることをみて名付けたとの説があるらしい。15世紀頃からのスペイン統治などによって整備された街並みは、コロンブスらによる新大陸発見に際して船の修理基地として活躍した歴史を物語る。

貿易風の影響で一年中温暖な気候、先日来話題にしている「動く植物」ネムノキ Albizia julibrissin と同じグループのホウオウボクDelonix Regia、通称「炎の木」が満開であった。

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高浜洋介

 

Hadrian’s wall

イングランド北部の世界遺産 Hadrian’s wall(ハドリアヌスの長城)を訪ねる機会を得た。2世紀には、こんなところにまでローマ帝国が勢力を拡大していた。まさに、つわものどもが夢のあと、である。

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東方の海岸線にでてみると、北海にひろがるDrudge bay(ドルリッジ湾)は遠浅の美しい砂浜であった。波に打ち上げられた黒い砂は石炭である。炭鉱で栄えた地域ならではの現象であるが、大不況時にはこれら黒い砂を拾って生計の足しにする人があったとのこと。心静かではいられない光景である。

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高浜洋介

 

University of Oxford Botanic Garden

週末、オックスフォード大学植物園を散策した。1621年に開設された学術植物園。その歴史にふさわしく、英国の地では継続的な栽培が困難であろう熱帯の植物を含め、たくさんの珍しい植物が大きく育てられ、展示されていた。

ABO式血液型の鑑別に重宝され、種々の細胞の染色同定に大活躍の Ulex europaeus agglutinin-1は、私たちの分野でも胸腺髄質上皮細胞や腸管M細胞などの研究に欠かせないレクチンである。そのソースとなるマメ科の植物 Ulex europaeus(ハリエニシダ)は、西ヨーロッパ原産とのこと。その勇姿にお目にかかることができた。

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私の大好きな胸腺の名を冠した Thymus vulgaris(タイム)も、大きく育っていた。地中海西部の原産で、消毒薬や抗酸化剤に利用される植物として紹介されていた。

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Thymus属の Thymus carnosus は、南ポルトガルの原産で、絶滅危惧種レッドリストの脆弱種として登録されている。しかし、ここでは元気に白い花を咲かせていた。

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先日来、ネムノキやカメノテで話題の、動く植物。その代表選手というべき Dionaea muscipula (ハエトリソウ)。北アメリカ東海岸の南北カロライナ州にまたがる地域のみに自生する、紛うことない絶滅危惧種である。

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