月別アーカイブ: 2015年2月

高浜洋介

 

松田文彦博士講演会

松田文彦博士(京都大学)をお招きして、学内向けの学術講演会と一般向けの市民講演会にて、それぞれお語りいただく機会を得た。先制医療の重要性を説いたうえで、大規模にヒトの生命情報を統合的に解析していくべく先導しておられている「ながはま0次コホート研究」についてご紹介くださった。行政と市民そして企業の支援を得つつ実践されている10000人規模のコホート研究の進展状況は圧巻である。長浜市の30才から75才の市民3人に1人がコホート研究に参加されているとのこと。市民NPOの積極的な活動がきわだつ。改良を重ねつつ大規模に始められている研究が、近視眼的な「成果」の如何にかかわらず、また、かかる経費は莫大であったとしても、今後も長く続けていかれるべきと理解した。また松田博士が、個人の嗜好やその多様性に暖かな視点をもつ、優れた研究者であると改めて感じ取った。

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松田博士は徳島のご出身、語りかける聴衆に寄り添う心がにじみでてくる、よい連続講演会であった。

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高浜洋介

 

Thymus Translational 1st meeting

河本宏博士(京都大学;本領域総括班員)のお声かけによる「Thymus Translational」第1回会議が長野にて開催されている。この会は、T細胞分化とそれを支持する胸腺に関する研究知見を基盤に、それらをいかに社会に還元するか、いかに臨床応用への実現を図るか、より具体的にはいかに悪性腫瘍患者の治療に役立てるか、に焦点を絞って議論しようとの趣旨にて、今回は第1回目として試行的な開催である。私もお誘いいただいて参加しており、昨日、T細胞の人工的誘導においては難所というべきpositive selectionプロセスについて、最近の知見を含めて話させてもらった。そのような議論提供が、臨床によりそって進められている研究活動に少しでも役に立てば喜びである。

この会議には、オーストラリア(モナシュ大学)からRichard Boyd博士とAnn Chidgey博士が招待演者として招かれている。両博士は胸腺研究の偉大なる先達であり、私にとっては20年来の旧友でもある。彼らをまじえ、雪のなか長い日を利用して有効な議論を楽しんでいる。さすがに冬の長野県、つららも長い。写真は会議場からみた隣の建物の大つらら。

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会議場となっている宿が用意してくれた「御一行様歓迎」看板も一興。

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空き時間、牛に引かれて善光寺、と名高い善光寺を散歩した。写真の門は重要文化財、1750年に完成したとのこと。舞う雪のなか静かな思索のひとときであった。

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高浜洋介

 

田中啓二先生文化功労者祝賀会

昨年秋に文化功労者を顕彰された田中啓二先生を祝賀する会が徳島大学の主催にて開催された。田中先生は、プロテアソーム研究・タンパク質分解研究の第一人者で、日本の生命科学を牽引する学術リーダーのおひとりである。徳島大学のご出身であることから、この度の顕彰を大学としてお祝いする会が徳島で開かれた。私は、これまで10年近くにわたって胸腺プロテアソームの研究に関してご一緒させていただく機会を得てたいへんお世話になっており、共同研究者のひとりとして直々にお誘いいただき出席した。同窓の方々からのスピーチは楽しく暖かく、田中先生も地元でくつろいでおられる様子であった。私も三次会までご一緒させていただき、心楽しく夜はふけていった。

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