Division of Genome Medicine 

Dr. Toyomasa Katagiri's Laboratory

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 淡路島〜鳴門大橋

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更新日 2017-11-04 | 作成日 2017-11-04

片桐研究室 学会発表11箇条

1. スライドは、大きく、見やすく、わかりやすく。 

 実験データは、あるものすべて発表したくなるものであるが、確認実験などは必要な限りでよく、1枚のスライド中にデータを詰め込みすぎないこと。文字の大きさは、小さなものでも16ポイント以上(ポスターはこれにあらず)。各スライドのタイトル(Boldにて記載)は、なるべくそのデータの結果を表す言葉を記載する。強調したいデータは見てすぐにわかるよう(囲んだり、矢印を入れたり)に工夫をする。当然、誤字脱字のないこと、フォントの統一、色使いはシンプルに。色覚異常の人にも配慮した色使いを心がけること。一番大事なことは聴衆の気持ちになること。学会にて発表スライドの上手な人を参考にすること。

2. 発表原稿を必ず作成し、事前に繰り返し声を出して練習。 

 発表原稿を事前に必ず作成し、まずは暗記する。声を出して最初から最後まで通して、時間通り話をできるかを繰り返し練習する。経験上、この繰り返し練習回数の少ないほど、時間通り話ができないことが多い。そのまま本番に望むと高い確率で失敗する。

3. 学会発表前に会場にて発表の立ち位置の確認。

 事前に発表する会場に行って、マイクやタイマーの表示、レーザーポインターの使用方法などを確認する(昨今の学会では、事前のスライド登録の際に確認することが多いが、それとは別として確認する)。その際に、一度発表する立ち位置から部屋全体を見渡しておくと、発表時のイメージができ、落ち着くことができる。

4. 学会発表時(本番)では、発表原稿をみて発表をしないこと。

 原稿を見て話をすると、いくら素晴らしいデータでも話に抑揚がなくなり、聞き手にはつまらないものになりがちで、話し手の誠意が伝わらない。

5. 時間厳守。

 発表時間オーバーとなれば、質疑応答の時間が少なくなり、貴重なコメントを受けることができなくなる。さらに次演者以降の発表時間も削ることにもなり、迷惑をかける。

6. 発表はスライドばかり見ないで、できる限り前を向いて発表。

 スライドの方向ばかりを見て話をすると、時間配分がわからず、また聴衆の反応も感じることができないので、独りよがりになりがちである。できる限り、前を向いて話しかけるように話をすることで、誠意が伝わる。

7. 発表はスライド1枚に対しておおよそ45秒-1分間程度で行い、大きな声で。

 これは、原則であるが、これくらいの時間で話すことを心がけると聞き手もわかりやすい。ただ、例えば、目的だけを話をするスライドにはほとんど時間をかけなくてもよいし、あまり聞き慣れない実験手技のデータは、丁寧に話をすることが必要となるので、時間振りは適宜調整すること。発表データが多い場合には、早口になりがちなので、要点を押さえて話をすること。会場にもよるが、できるかぎりマイクは手に持って話をすること(立ち位置の移動で聞こえなくなることがある)。また、噛んで話をしても焦らず、もう一度ゆっくりと話をする。とにかく、聞き手の気持ちになって話をすることが重要。

8. レーザーポインターで話をしているところをできる限り示しながら話する。

 ゆっくりと自分が説明しているところを指す。ポインターをぐるぐる回しながら落ち着かず話をする人がいるが、どこを指しているかわからないし、見ている方は気持ち悪くなる。ただし、図示しなくてもよい場合には、できる限り前を向いて堂々と話をする。

9. 質問には誠意をもって答え、どのような質問であったかを記録する。

 学会で聞かれたことは非常に貴重な意見であり、研究室外からの質疑は、「井の中の蛙」的な発想を打破するのに有効である。質問を発表後にメモして、研究室に持ち帰り、後日みんなで情報共有する。どんな質問にも誠意をもって答え、上から目線では答えないことがよい意見を聞ける「こつ」である。また、質問者の発言で質疑が終わるのではなく、発表者の発言で終わることを心がける。

10. 積極的に質問をする。

 学会で各自興味のある発表、研究室に役立つ内容やテーマ、新技術の情報など積極的に質問する。良い質問の仕方を学ぶ場でもある。また、度胸をつけるためにも、恥ずかしがらないで質問する。ただし、セミナーと異なり、学会では場の雰囲気も尊重し、質問者が多くいる場合には、1つか2つの質問までにする。それ以上の質問をすることは、限られた時間内に質問をしたい人の多くを遮ることとなり迷惑となる。さらに質問したい場合には、セッション終了後に演者に直接質問する。

11. 学会に参加したら、必ず1日最低2演題分の聴講した講演を報告する。

 発表以外は自由行動ではありません。研究室(税金)の経費を使用しているということは、発表以外の時間も有効に、そして興味本位だけとならずに、各自、同僚の身になるための情報を入手することも学会参加の意味である。ただし、各自コンタクトをとることは良いが、共同研究案件に関しては必ず報告すること。